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「ピアニストの脳を科学する~超絶技巧のメカニズム」

心に寄り添うピアニスト山口美智代です♪

ピアノの先生をして10年目になりますが、毎日いろんな生徒さんといろんな音楽を共有出来て楽しいです。


ここ最近、生徒さんの変な癖や特徴的なフォームを見ていて、脱力や姿勢を伝えてもなかなか難しいようで、どうしたら直してあげられるかなと、ピアニストの脳の仕組みや筋肉の仕組みを知りたいと思い、知り合いのピアニストさんにおススメの書籍を教えてもらってただいま勉強中です!


今日、一冊読み終わったのがこちら。


古屋普一さん著、「ピアニストの脳を科学する~超絶技巧のメカニズム」です!


私自身は特に英才教育ではありませんでしたが、4歳からピアノを弾いていて、これといって苦戦した技術の記憶がなく、なんとなくやってきて、特にこのようなことについて教わったことがなかったので、とても勉強になりました。


興味深かった内容をいくつかご紹介すると、


・イメージトレーニングでも上達するということ。

↑毎日5分でもピアノ弾いてないとだめだと思ってましたが、イメージトレーニングと実践をうまく組み合わせることで指の運動の指令をする脳の働きが活発になるそうです。


・脱力することが、力を入れることよりも難しいということ。

普段の生活ではあまり使わない動きや脳の指令があるので、初心者さんには理屈はわかっていても実行はかなり難しいそうです。

フォームや力の逃がし方、次の音のイメージをすることで改善されるそう。


・人は話すときに、次に話す言葉によって口の動かし方を変える(調音結合)そうですが、ピアノも同じで、次にどんな音が来るかにより瞬時に手の動かし方を変えているそうです。


そしてなにより、表現方法(筋肉の動かし方)は人それぞれで、人の骨格体格によって異なるので、正解がないみたいです。

音楽理論も同じようなものですね。


ちなみに体を動かしていた方がより集中できるそうなので、緊張してるときほど体を動かした方がいいのも同じような理由なんだなと感じました。


今まで何気なくやってたことが、脳からこんな指令を与えられて、とか、脳のどこが動いていて、とか、違う面から知ることにより納得できることや不思議だなあと思うことだらけでした。


これをいかに生徒さんにわかりやすく伝えて実行に移してもらうかはもう少し思案のしどころです。

次は筋肉のしくみについてももう少し勉強してみます!


もちろん自分自身も弾くときに少し意識していきたいと思います!


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